1990年に大蔵省が総量規制を発令して以来、不動産へのマネーのパイプが全開したことはなかった証券化が購入され外資などが資金をつけたが、影響力の大きい大手銀行などが不良債権問題で身動きが取れなかった。2004年にはその行き詰まりが解消されはじめ、証券化される不動産の額が急増する。証券化された不動産は01年が5・3兆円、05年度が6・9兆円、06年度が8・2兆円、07年度が8・4兆円と伸び、証券化され
証券化される不動産の額が急増... の続きを読む
「平等」「民主主義」をコンセプトとして日本は復興街道にのった。一九五〇年には。郵便貯金や簡易保険積立金を「財政投融資資金」として運用する「住宅金融公庫法」が制定された。田中はこの法案づくりも強烈にバックアップしている。民間金融機関は、企業への資金供給に追われ、まだ長期低利の住宅金融に手を出す余裕はなかった。モノ(建築資材)は徐々に出回るようになったが、資金が足りず、鉄筋コンクリートの不燃住宅がなか
建ち始めた不燃コンクリート住宅... の続きを読む
木には異方性があるので、その力学的特性の話をするためには、木にかかってくる力の向きごとに別々に考える必要があります。すなわち、繊維(幹)に平行方向の引張りと圧縮、同じく直角方向の引張りと圧縮、それにせん断です。木は繊維に平行方向(木の幹の方向、縦方向)には、強い材料です。とくに引張り強さにすぐれています。ちなみに節などのないスギの強さは、一平方センチあたり九キロニュートンくらいです。これに対して建
スギは軽い割りに強い... の続きを読む
14階建てであれば、ワンフロアあたりの高さに余裕が生まれる。ただし、容積率消化の関係で、14階建ては、中庭などの敷地が若干狭くなる事態が生じてしまう場合があるという。Tさん(30代)は2年前に大手デベロッパーのマンションを購入した。ところが、入居後しばらくして、「違法マンション」になったことを知ったという。「私のマンションは大手デベロッパーによる地下付きマンションです。しかし、区の条例で地下付きマ
「既存不適格物件」とは... の続きを読む
日本ヒューレットーパッカード、日本ユニシス、日本電気、NTTデータなどの大手TITベンダーは、システム部門だけでなく全社員を対象にした在宅勤務制度をすでに導入している。先駆的な企業では、さらに前から導入済みだった。わが国では、これまで育児中の女性などに限定して導入する場合が大半だったが、現在は対象を広げて、多くの社員に適用する在宅勤務制度が定着しつつある。背景としては、まず次に挙げるインフラ環境の
在宅勤務の拡大... の続きを読む
相談の電話をかけてきた友人は、出張や駐在などで海外を訪れることが多く、各国の住宅事情にも通じていた。堅固で断熱性にすぐれた「壁の家」はたしかに魅力的である。しかし、家のことをほんとうに真剣に考えていたのなら、最終的な住まいとして日本古来の「傘の家」を選んだはずだ。厚い壁で部屋を固定してしまう壁の家は、空気の乾燥した欧米にあってこそ魅力を発揮する。湿度の高い日本で、こんな家にいったん雨が入ったり、結
風通しのよい傘の家のほうが、はるかに暮らしやすい... の続きを読む
あなたが、不動産を購入するつもりで、不動産業者との”交渉”をはじめたとする。はたして、その不動産業者はいったいなにを考えているのだろうか?もし、不動産業者に、「あなたは取り引きをどういうものだと思いますか?」という直接的な質問をすれば、返ってくる答えは決まっている。「お客さまにいい物件を買っていただいて、喜んでいただきたい。そう考えているに決まっていますよ」もちろん、これはたてまえである。いくら人
しっかりとした目をもつこと... の続きを読む
外力に対して抵抗力のある建物を造るためには、建物の上部が歪まないようにすることも重要です。このための構造的配慮の一つが火打ちと呼ばれる部材で、部屋の四隅で梁を相互につなぐ斜材です。より完全を期すために、2階の床や屋根面に水平筋かいを入れることもあります。専門的には、水平剛性を高めるといいます。この目的のためには、2階の床面がしっかりした面材で造られることも大いに役立ちます。最近では、床の捨て貼りに
家相が裏付ける良い家の構造... の続きを読む
読み方をひとつまちがえれば、まったく無価値となる恐れがある。そこで私は、被害状況をある程度パターン化して分類しようと考えた。これは、最大公約数的な被害状況をパターン化することによってその特徴をみいたし、誰もがわかりやすい“地震に強いマンション”を見分けるための知恵を話したいと思う。私はそれが、今後もくり返し起こるであろう大地震にそなえて被害を最小限にとどめるための、いちばんの近道だと考えたのである
最大公約数的な被害状況をパターン化する... の続きを読む
カネができたら、また手をかければいいと考えていた。しかし、途中でふと気が変わったのである。「今後、また大金をかけてリフォームするくらいなら、思いきって1戸建てを建てるほうがいいのではないか……。うん、やっぱり1戸建てがほしい!」犬の散歩の途中で偶然、適当な売り地を見つけ、その土地を買うことになった。まだバブル前だったから、独立して間もない貧乏建築家にも買える土地が都内に残っていたのである。それにし
新しい家はまだ建たない... の続きを読む
毛皮からエアコンまで、動産の売却もある公売は、不動産を扱うもので、税金不払いの差し抑さえ物件がほとんどである。売り出される不動産は、国税局や自治体の税務署扱いになる。公売は公売公告によって知らされ、公告は国税局・税脇署の掲示板に貼り出される。より広く参加者を募るために新聞・雑誌上で紹介されるので、一般的にはそちらを見たほうが早いだろう。差し押さえ財産の公売では、国税局長・税務署長によって公売物件の
購入するつもりならば、事前の調査は綿密に... の続きを読む
もっとも最近では、自治体も財政難で、元の相場ととんとんくらいでのやりとりが増えているようですが。ところで、もしあなたが土地計画道路に家を建て、数年後に立ち退きを迫られたら……。国や地方公共団体は、こんなふうにアメとムチを使って迫ってくるはずです。「ここは土地計画道路にもかかっているし、坪100万円くらいでしょ。30坪だから計3千万円。不動産屋さんに行って聞いてごらんなさい。都市計画道路なんだから、
アメとムチでせまる国や地方自治体... の続きを読む
我が家の寝室は、リビングの隣で、リビングから扉でつながっているという間取りになっています。子供達がまだ小さく、寝室に家族みんなで寝ています。例えば、私が朝子供達よりも先に起きて、リビングと続いているキッチンで、朝食やお弁当の準備をしていても、子供が起きたときすぐわかります。これが、キッチンが1階、寝室が2階だったりすると、私が先に1階に降りてしまうと、子供達が起きても気がつかず、まだ小さい子供が階
子供達にとって安全な寝室の間取り... の続きを読む
ずっと中古マンションを見て回っていたのですが、どうしても我が家の予算では3LDKが限界。子どもは最低二人は欲しいので、同性なら一つの部屋を二人で使ってもらえば3LDKでも大丈夫なのですが、異性だった場合はさすがに一人に一部屋ずつ必要だろうから、困っていました。ある日、いつも相談に乗ってくれていた不動産業の担当の方が、どうしてもマンションでないといけないという理由が無いのであれば、一戸建てを検討して
マンションから中古住宅へと変更... の続きを読む
マイホームに引っ越してきて10年、部屋のイメージを変えたくなった私は壁紙を張り替えることにしました。子供達も大きくなったので壁にいたずら書きをするようなこともないですし、大きくなってきたので思い切って部屋を少し大人っぽくするのもいいかもしれないと思ったのです。夫に相談すると、意外なことに乗り気で業者さんに頼むと高くつくから自分たちでいい壁紙を購入して張り替えてみようということになりました。せっかく
手軽にリフォーム壁紙を張り替えてみる... の続きを読む
法定実効税率を仮に40%とすれば、1億の含み益があったとしてもそのうち4千万円は将来に税金として持っていかれるものなので、企業の余力は手元に残る6千万円だけということになるのです。変貌した金融商品の実態を財務諸表に反映させることはもはや困難となり、新たな事業譲渡の機運が高まりました。金融商品会計の意義2000年4月1日以後(一部については2001年4月1日以後)開始する事業年度から、金融商品につい
新たな事業譲渡の機運が高まった... の続きを読む
ゼネコンには必ず工事部というのがあるが、ここには職人は置いていない。職人というのは○○工務店といった下請け業者が抱えているのである。ゼネコンが社員として抱えているのは現場監督だけ。監督が下請けを指導して、たとえば「型枠」は何々建設、「掘方」は何々建設というように発注していく。それでは設計ぐらいはゼネコン自らやるのかといえば、これもさまざま。竹中工務店のように設計部をもっているところもあるが、事務所
現場監督だけは社員を派遣している... の続きを読む
現在のわれわれにとって、住まいは自分で所有するものという感覚がある。もちろん、貸しアパートに住んでいる人や戸建ての借家に住んでいる人、あるいは、勤めている会社の用意してくれている住まいを利用している人もいる。しかし、現在、究極の住まいは、やはり持ち家であり、主人や家族の趣向の表現として存在しているように思えるのだ。その結果、多くの人々は自分の存在の証として、自らの所有する住まいを夢見ているように思
住まいは所有するものではなく借りるもの... の続きを読む
発行済みの固定金利付債や変動利付債などを集めて、新たに発行された債券をいう。キャッシュフローを組み替えることで、別の債券に仕立て上げるもの。例えば、CBリパッケージ債は、CB(転換社債型新株予約権付社債)の新株予約権の株式に転換する権利部分を除いた社債である。また、通貨スワップ(ドル転や円転)を利用して為替リスクをヘッジした債券も、リパッケージ債である。ユーロ市場で、このリパッケージ債は多く発行さ
リパッケージ債(RepackagedNote)につ... の続きを読む
壁が床と接する部分には、壁が掃除機などで傷つかないために「幅木」という保護材が取り付けられている。「幅木」がないと、掃除のたびに壁に張ったクロスが汚れたり傷ついてしまう。一般に、「幅木」にはラワンの板割材を用いる。基本的には床材と同色にする。フローリングの色がダーク系だったら幅木の色もダーク系。違った色を好む人はそれでも構わない。業者との話し合いで決めたらいい。黙っていると床と同色になるのが普通だ
幅木の瑕疵... の続きを読む
五重塔は、中心ではなく外周部に力が流れるような構造で支えられている。そのひとつひとつが、鳥かごのような面のつながりである。この構造はわかりやすく図に表記しているので参考にしてほしい。実にうまく考えられている。最も重要な基礎の部分はどうだろうか。五重塔を支える基礎は、頑丈で、不同沈下という沈み現象が起きないことが必要だ。そこで、工夫して考えだされたのが土を改良する方法。特別な匠の技を駆使したものであ
五重塔の構造... の続きを読む
注意してほしいのは東京23区の中でも都下や神奈川・千葉・埼玉の一部より住宅価格が安いところがあったり、東京23区以外でもわずかながら住宅価格が急騰した場所があったりした点です。そこで、価格が急騰した物件と、それほど値上がりしなかった物件の立地や特徴などについて、もう少し分析してみましょう。第V期の不動産価格の急騰を支えたのは、不動産ファンドなどによる投資マネーの流入でした。潤沢な投資マネーによって
価格が高騰したのは都心の投資用不動産... の続きを読む
「仮の宿り」がこれほど気楽な人生を約束してくれるなら、円も借金して一生ローンに追われることもないではないか。ない、このデフレ時代に、である。「家が目的の人生で何か悪い」「マイホームの夢があるからこそ頑張って働けるんだ」おっしゃる方もいるだろ。しかし、それがほんとうに「悔いのない人生」だと信じているとしたら、もはや哀れというはかない。その「夢」のために犠牲にするものの何と大なることか。借金返済のため
持つ者の不自由と持たざる者の自由... の続きを読む
賃貸情報によくあるのが、〇〇駅より徒歩〇分!と表記があります。これはいったいどうやって計算しているのでしょうか?実際に歩いてみるとその通りになるのでしょうか?これは基準が決まっています。徒歩1分というのは歩いて80メートルというものなのです。しかし、その間の信号だとか坂道だとかそういう要素は一切ありません。統一の基準を用いることで、比較ができるわけです。良心的な業者の場合、賃貸情報には、実際に歩い
賃貸情報で徒歩〇分とは?... の続きを読む
たとえば一坪からの出発であっても新しく会社を始めようとする人にとっては大きな第一歩となるでしょう。最近は、起業する人に便宜を図るために市町村が積極的には貸事務所を紹介したり、斡旋したりしています。最初は小さくても、少しずつ成長することが次の飛躍へのきっかけとなります。一国一城の主となって、これからの会社拡大の基礎を築いていくことが起業する人にとっては希望であり、目標となります。いわゆるSOHOもこ
貸事務所から始まる会社... の続きを読む
現在では住宅情報サイトで検索をするのが主流となっています。簡単に便利に利用できますが、落とし穴があるのです。住宅情報サイトの情報を発信しているのは不動産屋さんです。不動屋さんでは同じ路線の隣の駅に店がある場合は、仕入れに回る範囲が重なりますが、仕入れた店の担当物件となるのです。X店とY店があるとして、X店はX駅、Y店はY駅にあるとします。Y店の人がある物件を仕入れ、Y駅から徒歩10分と情報公開をし
ネットでの住宅情報検索の落とし穴... の続きを読む
不動産を活かせば、年金は自分でつくれます。一生かかつて手にいれたマイホーム。歳をとったら、今後はこれを暮らしの糧にして生きていけないか……給料が少ないとか物価が高いとかいっても、年配者であればそれなりのマイホームを取得しています。親から引きついだにしても、夫婦でようやく築いたものであっても、これを活用しないでつましく暮らすというのはどんなものでしょうか。今はまだ完全に制度化されていないけれど、マイ
年金は自分でつくれる... の続きを読む
私のように他の産業から参入した新参者から見て、不動産鑑定業界にはどうにも理解できない慣習のようなものがある。これまで何度か触れた、古参鑑定士の業界支配にも通ずることだ。一つは、資格をとった年によって不動産鑑定士の上下関係が自然に発生していることだ。先輩後輩があること自体は世の常だが、不動産鑑定業界では、この上下関係が、業界が発展するうえで特に弊害となっているように思う。不動産鑑定業界には、鑑定の仕
奇妙な上下関係で外部提携型の会社の業績が伸び悩む... の続きを読む
日本全国の人口が減少を続ける中でも、首都圏には継続的に人口が流入しており、世帯数についても一貫して増加してきたことから、住宅の需要も東京が一番であることは間違いありません。したがって、東京を中心に不動産投資をすることは基本的に正しいと言えます。では東京以外の都市ではだめかというと、そんなことはありません。世界の投資マネーが東京と同様に、オフィスビルやマンションに流れ込んでくることに期待は持てません
首都圏への人口流入は継続している... の続きを読む
住宅ローンは何年間借りるかで、返済も事情は変わってくる。たとえば、住宅金融公庫では、五九歳まで、もし事故や病気、死亡など不測の事態が発生して返済不能に陥った時に、返済を肩代わりしてくれる団体信用生命保険(団信)付きのローンを借りることができる。期間も三〇年と長い。だが、六〇歳になってしまうと、団信付きで借りられないので、同じ三〇年借りるといってもその意味がまったく違ってくるわけだ。五九歳でも団信付
住宅ローンは若いほど有利... の続きを読む
権利金を受け取らないで借地権を設定させた場合、借地権の贈与税課税の問題が出てくることがあります。では、この借地権をタダで地主に返還したときはどうなるのでしょうか。借地権者が価値のある借地権という財産をタダで地主に返還すれば、やはり贈与の問題が発生します。これが原則的な考え方です。しかし借地権を返還する場合でも、財産としての価値がないものを返還するときは贈与があったとはみなされません。それは次の場合
借地権をタダで返還したときはどうなる?... の続きを読む
デベロッパーの側でも、その点は気をつけて、郊外のマンションは規模を大きくしています。また、近くに大型の商店やショッピングセンターなどを誘致して、魅力のあるものにしています。駐車場がI00%ついているかどうかも、いまの生活形態では絶対になくてはならないものですから、その点にも気を配ることが大切になってきます。しかもこのような大きなマンションは、建設会社も大手が多いですから、その点からも安心できます。
マンションのグレード機能を長持ちさせるには... の続きを読む
社宅や公団にいる人は、ついついマイホームを手に入れるのが遅くなってしまって後悔するケースがとても多くあります。なぜかというと、社宅や公団にいると給料からの家賃の負担が軽いために、余ったお金が遊びに回ってしまい、なかなか自分の家を持とうという気にならないからで、ここでタイミングを狂わせてしまうのです。それに、社宅住まいが長いと、資金(頭金)づくりのために倹約をするというような努力が面倒になり、「その
タイミングを狂わせてしまう... の続きを読む
「なんだか詐欺にあったみたい。こんなにお金がかかるなんて思いもしなかった」と語るのは最近、ローコスト住宅を建築したEさん(40歳)。「安くて、品質のいいものを」を標傍したローコスト住宅は、坪単価あたりの建築価格が安いのが売りだ。この「坪単価」で計算するというのは不動産業界の「常識」だ。さまざまな物件ごとの個別の事情や、面積の大小を計算に入れずに、一坪あたりにかかる土地、建物のコストを算出することで
業者の駆使する数字のマジックにだまされた!... の続きを読む
住宅ローンから同じ額(一二二〇万円)を借り、年八・四六%、二〇年で返済する場合の毎月返済額は一〇万五五五四円。公庫・年金の組み合わせにたいする毎月返済額にくらべると、二万八八二八円(一一年目以降は二万四二三四円)も多くなるという計算。これから見ても、金利の低いもの同士の組み合わせが、建て替えのための資金づくりの方法としてはいかに有利かがわかろうというものである。ただ、自分に利用できるものとできない
上手な資金づくりの組み合わせ... の続きを読む
入居者のお宅訪問は、家を建てたいと考えている人にとって、とても参考になります。暮らしぶりをふくめて、生の声を聞くことができる貴重な機会だからです。ところが住宅を建築した業者の立場からすると、入居者宅訪問はもっとも神経を使うイベントなのです。別に「自社にとって不都合なことを言われたら困る」という意味ではありません。相手の負担が大きいというのが理由です。昔、大手住宅会社に勤務していたころ、自社で建築し
負担の大きい入居者のお宅訪問... の続きを読む